矯正

当クリニックの矯正について

当クリニックでは近年話題の、ハイテクアーチワイヤーが持つ優れた形状記憶作用によって、患者さんの痛みを伴わないほどの弱い力でも、早い結果が得られるデーモンシステムや、装置を歯の裏につける見えない矯正(舌側矯正)に20年以上前から取り組んでおります。
また歯並びを美しくすることに加え、テンプレートを併用することで、顎の位置の安定を図り、正しい噛み合わせを獲得することで健康の向上にも寄与しています。

歯科矯正とは

歯科矯正とは、歯並びの乱れや噛み合わせの異常からおこる不定愁訴を改善し、その人が本来あるべき姿をとりもどす為の手段の一つです。 頭痛・頭が重い、めまい・ふらつき、涙目、鼻炎、耳鳴り、いびき、首のこり、肩こり、腰痛、顎関節症、手足のしびれ、冷え性・・・・ 歯並びの悪さや噛み合わせの異常が、このような体の不調をもたらすことがあります。
肩こり / 頭痛 / 腰痛 / めまい / 息切れ / 胃腸障害 / 糖尿 / 視覚障害 / 生理不順 / 自律神経症 / 低血圧 / 高血圧 このような症状に当クリニックではテンプレート療法(T.P)によって上下の顎の位置を改善させ、その上で必要に応じて歯列矯正を行います。
当クリニックでは3DLA(スリーディーリンガルアーチ)を使い、舌側矯正を行なっております。

◇噛み合わせと体の関係の実験

当クリニックが考える歯科矯正

歯科矯正において「見た目の美しさ」を追求するのは当たり前ですが、それよりももっと重要なのは健康を目指した「噛み合わせ」です。 先にも書きましたとおり、噛み合わせはその人の健康をも左右する重要な要素なのです。この「健康な噛み合わせ」を達成するにはまず土台となる顎、顎の位置が適正であるかをまず考慮すべきです。
歯科矯正施術前に、顎の位置を改善する。 これが本来の歯科矯正であると当クリニックは考えます。健康な噛み合わせは健康な表情をも蘇らせます。

◇健康な噛み合わせを回復した例

費用について

治療を始める前に約70万円かかります。
装置制作後の調整、チェックには別途費用(1ヵ月に1回7~800円程)が発生します。
ご相談ください。

一般的な診療スケジュール

1.診断

歯列矯正の治療を始めるために、上顎と下顎の歯型と採り術前の状態を把握します。
さらに、顎全体のレントゲン写真や口腔内等の写真を撮り、治療説明の準備をします。

2.治療01

治療の内容は年齢・症状などで個人差がある為、先生とよく相談して進めましょう。
成人で、既に永久歯が生え揃っている患者さんの場合は、まずはじめに、テンプレート(※1)を使い上下の噛み込んだ状態の歯列・咬合(咬み合わせの事)を解除させ、本来その人のあるべき顎の位置取りを確認します。(1、2ヶ月程)
まだ永久歯に生え換わっていない子供の場合は、拡大用プレート(※2)を使い、今後生え換わる永久歯のスペースを確保します。

3.治療02

通常第一大臼歯に、矯正用のバンドを付けます。
このバンドを基に、歯列の内側にアーチ状の3DLA(スリーディーリンガルアーチ)(※3)と言う矯正用ワイヤーを付け、治療内容に合わせて、随時交換しながら治療を進めます。

4.治療03

症状によっては矯正治療の半ばすぎから、「前・臼歯のブラケット治療」を始めます。
これは、歯の表面にブラケット(※4)を付けて、それに這わせたワイヤーに沿って歯列を移動させ、修正させてゆく方法です。
治療も最終段階に入ると、保定装置(リテーナ)を使い始めます。着脱式のタイプと、歯の裏側に直接付けるタイプのリテーナ(後で取り除きます)があります。 どちらも、後戻りを防ぐ為の装置で、個人差はありますが、半年から一年程使用します。この頃になると通院頻度は年に2、3回程度です。

5.治療04

(1)テンプレートとは
メタアクリレート樹脂で作ったもので、プレートの厚みと「ツルツル滑る様な」闊達なプレートの上部構造を利用して、ご本人の下顎の位置取りを捜す優れものです。それを下顎の歯列に「パチッ」とはめて使います。
食事中や会話中等、一時的に外せますが、夜間就寝中は使う様にします。

(2)拡大用(スクリュー)プレートとは
お子様の顎や歯列の成長発育を促す為の床矯正装置です。プレートを拡大する為に先生の指示に従って「キー」を回して調整していきます。

(3)3DLAとは
外からは見えず、簡単な装置で、舌感も慣れやすく、患者さんに優しい装置です。

(4)ブラケット(マルチブラケット)とは
歯の表面にブラケットという金属(透明タイプもある)を装着し、それにワイヤーを結びつけて歯を動かす装置です。装置の間に食べかすや汚れが溜まりやすいので、しっかり歯磨きをしましょう。

※治療期間には個人差があります。
子供の場合、第二大臼歯の萌出を見きわめるため10歳ではじめた場合、16歳頃まで必要です。
成人の場合も治療内容の難易度にもよりますが、3~4年程の期間はかかります。